木造高層ビル続々!横浜は高さ44メートル、万博の大屋根も 耐火性・耐震性バッチリ

木造高層ビル続々!横浜は高さ44メートル、万博の大屋根も 耐火性・耐震性バッチリ
おはようございます!
大林組の新技術、木材張り合わせ強度たかめる
CO2排出を抑え、脱炭素の潮流にも合致
いま、木造の超高層ビルが国内に増えている。大手ゼネコンなどが開発した最新技術を使用することで、耐火性や耐震性を格段に高めているのが特徴だ。
建設では、鉄筋コンクリート作りと比べて二酸化炭素の排出を抑えることができるため、今の「脱炭素」の潮流にも合致する。木造は今後の建築のキーワードになり、入居者の嗜好にも影響を及ぼす可能性も。今後の不動産投資戦略を練るにあたって、参考の一つとしてみてはいかがだろうか。
大手ゼネコンの大林組は今年5月、横浜市中区に、純木造耐火建築物として国内最高の44メートルとなる木造建築物を完成させたと発表した。地上11階、地下1階建て。敷地面積約563平方メートル、延べ面積約3502平方メートルとなる。
建物の名称は「Port Plus」で、「自社の次世代型研修施設」と位置付けている。この建物には、大林組のさまざまな技術が反映されている。板を独自の3層構造にして強度を高め、耐震性を確保。さらに、木の柱梁として日本で初めて、「3時間耐火認定」も取得した。
木造のメリットは、鉄やコンクリートを使わず、二酸化炭素(CO2)の排出を抑えることができることだ。
大林組によると、1990立法メートルの木材を使用しており、約1652トンのCO2を長期間、安定的に固定できるという。
材料製作から建設、解体・廃棄までのライフサイクル全体では、鉄骨造と比べ、約1700トン(約40%)のCO2を削減する効果がある。
さらに、コンクリートを使わないため、工事のさいに粉塵やほこり、大きな騒音を出さない。完成した建物の中は、木の空間ならではの温かみがあり、作業や仕事を落ち着いた気分で進められそうだ。
大林組は8月も、オーストラリア・シドニーの建設する木造、鉄骨を組み合わせた高層ビルを受注したと発表した。地上39階で、高さは182メートル。高層部はオフィス、低層部は宿泊施設や店舗施設が配される予定だ。木造ビルは、海外でも重要なカギとなりそうだ。
大林組の新技術、木材張り合わせ強度たかめる
CO2排出を抑え、脱炭素の潮流にも合致
いま、木造の超高層ビルが国内に増えている。大手ゼネコンなどが開発した最新技術を使用することで、耐火性や耐震性を格段に高めているのが特徴だ。
建設では、鉄筋コンクリート作りと比べて二酸化炭素の排出を抑えることができるため、今の「脱炭素」の潮流にも合致する。木造は今後の建築のキーワードになり、入居者の嗜好にも影響を及ぼす可能性も。今後の不動産投資戦略を練るにあたって、参考の一つとしてみてはいかがだろうか。
大手ゼネコンの大林組は今年5月、横浜市中区に、純木造耐火建築物として国内最高の44メートルとなる木造建築物を完成させたと発表した。地上11階、地下1階建て。敷地面積約563平方メートル、延べ面積約3502平方メートルとなる。
建物の名称は「Port Plus」で、「自社の次世代型研修施設」と位置付けている。この建物には、大林組のさまざまな技術が反映されている。板を独自の3層構造にして強度を高め、耐震性を確保。さらに、木の柱梁として日本で初めて、「3時間耐火認定」も取得した。
木造のメリットは、鉄やコンクリートを使わず、二酸化炭素(CO2)の排出を抑えることができることだ。
大林組によると、1990立法メートルの木材を使用しており、約1652トンのCO2を長期間、安定的に固定できるという。
材料製作から建設、解体・廃棄までのライフサイクル全体では、鉄骨造と比べ、約1700トン(約40%)のCO2を削減する効果がある。
さらに、コンクリートを使わないため、工事のさいに粉塵やほこり、大きな騒音を出さない。完成した建物の中は、木の空間ならではの温かみがあり、作業や仕事を落ち着いた気分で進められそうだ。
大林組は8月も、オーストラリア・シドニーの建設する木造、鉄骨を組み合わせた高層ビルを受注したと発表した。地上39階で、高さは182メートル。高層部はオフィス、低層部は宿泊施設や店舗施設が配される予定だ。木造ビルは、海外でも重要なカギとなりそうだ。